Last modified: Wed Mar 01 16:08:30 2000

Summoning sickness/召喚酔い

クリーチャーは、それがあなたのもっとも近いターンの開始時からあなたのコントロール下にあったのでないかぎり、攻撃に参加できず、起動コストにタップ・マークが含まれている能力もプレイできません。 このことを、第5版ルールでは召喚酔い(Summoning sickness)と呼びました。 第6版ルールでは、この言葉は使用されていませんが俗語として残っています。

プレイヤーがパーマネントのコントロールを得た場合(これは、そのパーマネントが最初に場に出たときを含む)、そのパーマネントは召喚酔いになっています。 ターン開始時に、アクティブ・プレイヤーのコントロールするパーマネントはすべて召喚酔いが解けます。 召喚酔いが解けたパーマネントでも、あたなが再びコントロールを失えば、そのパーマネントは再び召喚酔いになります。

すべてのパーマネントは召喚酔いになりますが、クリーチャーだけがその影響を受けます。 召喚酔いに影響されているクリーチャーは、次の二つの点で制限を受けます。

  1. 攻撃に参加できない。
  2. 起動コストにタップ・マークを含む能力を使用できない。

Q. 召喚酔いのクリーチャーをブロックに参加させることは可能ですか?

A. はい、可能です。


Q. クリーチャーになった《Chimeric Staff/キマイラ杖(UZ)》は召喚酔いになりますか?

A. あなたのもっとも近いターンの開始時から、途切れることなく《Chimeric Staff/キマイラ杖(UZ)》をコントロールしていれば、《Chimeric Staff》は召喚酔いではありません。 これは《Chimeric Staff》がクリーチャーであってもなくても関係ありません。
召喚酔いは、クリーチャーだけでなく、すべてのパーマネントにあります。 ただ、クリーチャーだけが召喚酔いの影響を受けるのです。 あなたのもっとも近いターンの開始時から、途切れることなくそのパーマネントをコントロールしている場合、そのパーマネントは召喚酔いではありません。
よって、召喚酔いにかかっていない《Chimeric Staff》がクリーチャーになっても、新たに召喚酔いにかかることはありません。


Q. クリーチャーになった《Faerie Conclave/フェアリーの集会場(UL)》は召喚酔いになりますか?

A. クリーチャーになる前の《Faerie Conclave/フェアリーの集会場(UL)》が召喚酔いならば、クリーチャーになっても召喚酔いですし、そうでなければ、召喚酔いではありません。
理由は上の回答と同じです。


Q. 召喚酔いの状態のクリーチャを《Opposition/対立(UD)》の起動コストためにタップできますか?

A. はい、できます。
召喚酔いのクリーチャは、自分自身の能力の内、コストにタップ・マークを含む能力を使用することができません。 しかし、他のカードのコストとしてタップさせられることは可能です。 よって、召喚酔いのクリーチャであっても《Opposition/対立(UD)》や《Tradewind Rider/貿易風ライダー(TE)》、《Earthcraft/大地の知識(TE)》などの起動型能力のコストとしてタップすることは可能です。


Q.Field Surgeon/野戦外科医(UD)》が場に出たターンに、《Field Surgeon》自身をタップして、その能力をプレイできますか?

A. はい、可能です。
《Field Surgeon/野戦外科医(UD)》の能力にはコストの欄にタップ・マークがありません。 よって、これは召喚酔いの制限に触れませんから、この能力のコストとして場に出たばかりの《Field Surgeon》をタップすることは可能です。