この Sligh 98 は、Jay Schneider氏が現在のタイプ2環境に合わせてデザインしたsligh デッキです。
[Main: 61] Goblin Vandal/蛮行ゴブリン(WL) x 4 Mogg Fanatic/モグの狂信者(TE) x 4 Mogg Conscripts/モグの徴集兵部隊(TE) x 3 Orcish Settlers/オークの移住者(WL) x 2 Fireslinger/投火師(TE) x 4 Starke of Rath/ラースのスターク(TE) x 2 Pallimud/パリムッド(TE) x 2 Lightning Elemental/稲妻の精霊(TE) x 1 Rathi Dragon/ラースのドラゴン(TE) x 1 (Creatures: 23) Incinerate/火葬(5E) x 4 Hammer of Bogardan/ボガーダンの鎚(MI) x 4 Goblin Bombardment/ゴブリンの砲撃(TE) x 1 Cursed Scroll/呪われた巻物(TE) x 4 (Other Spells : 13) Karplusan Forest/カープルーザンの森(5E) x 4 Mogg Hollows/モグのうろ穴(TE) x 1 Wasteland/不毛の大地(TE) x 4 Stalking Stones/隠れ石(TE) x 3 Mountain/山(5E) x 13 (Lands : 25) [Sideboard] Pyroblast/紅蓮破(5E) x 4 Tranquility/平穏(5E) x 2 Tranquil Domain/地に平穏(MI) x 2 Bottle Gnomes/ボトルのノーム(TE) x 2 Boil/沸騰(TE) x 2 Tropical Storm/熱帯の暴風雨(MI) x 1 Phyrexian Furnace/ファイレクシアの炉(WL) x 2従来のslighデッキが速さで相手を圧倒するデッキであったのに対し、このデッキはコントロールデッキになっています。 《Mogg Fanatic/モグの狂信者(TE)》と《Fireslinger/投火師(TE)》はクリーチャコントロール、《Goblin Vandal/蛮行ゴブリン(WL)》はアーティファクトコントロール、《Orcish Settlers/オークの移住者(WL)》はランドコントロール、とそれぞれに対策されています。
その中でも《Starke of Rath/ラースのスターク(TE)》が目を引きます。 どうも世間では《Starke of Rath》の評価が低いようですが、こいつはもっと評価されてもいいカードです。 こいつは《Maro/マロー(MI)》《Lhurgoyf/ルアゴイフ(5E)》《Winter Orb/冬の宝珠(5E)》といったslighデッキの弱点を簡単に除去できます。 その後相手に奪われてしまう、という欠点がありますが、このsligh98はカードを無駄にすることなく《Starke of Rath》を除去することができます。 一番いいのは《Starke of Rath/ラースのスターク(TE)》の能力の使用の宣言に対応して《Goblin Bombardment/ゴブリンの砲撃(TE)》に生け贄に捧げてしまうことです。 他にも《Cursed Scroll/呪われた巻物(TE)》《Hammer of Bogardan/ボガーダンの鎚(MI)》や《Fireslinger/投火師(TE)》x 2で除去可能です。
また、《Pallimud/パリムッド(TE)》が使用されていますが、これは相手の行動を牽制するためです。 特に《Winter Orb/冬の宝珠(5E)》を相手が使用していると効果が大きいです。 《Rathi Dragon/ラースのドラゴン(TE)》は対赤デッキの切札です。 《Rathi Dragon》を召喚するころには土地は余っているはずです。 ただ、《Man-o'-War/大クラゲ(VI)》で手札に戻されたりすると困りますので、その点で注意が必要です。
このデッキはコントロールを重視している分、従来のslighに比較して遅いデッキとなっています。 そのため、火力として再利用可能な《Hammer of Bogardan/ボガーダンの鎚(MI)》が、追加のクリーチャとして《Stalking Stones/隠れ石(TE)》が利用されています。
私が最初にこのデッキを見たとき、3マナ呪文に《Ball Lightning/ボール・ライトニング(5E)》も《Suq'Ata Lancer/スークアタの槍騎兵(VI)》も《Viashino Sandstalker/ヴィーアシーノの砂漠の狩人(VI)》もないのに驚きました。