Last modified: Thu Aug 12 16:08:15 1999
最近のルール変更
文責:小川泰弘(レベル1ジャッジ)
エラッタ(訂正)
以下のエラッタは8月1日より適用されます。
(日本語訳は小川によるものです)。
Iridescent Drake/玉虫色のドレイク(UD)
(3)(U)
クリーチャー ― ドレイク
2/2
飛行
玉虫色のドレイクが場に出たとき、あなたがそれを手札からプレイした場合、対象の、墓地にあるエンチャント(クリーチャー)・カード1枚を場に戻し、玉虫色のドレイクをエンチャントする。(あなたがそのエンチャントをコントロールする。)
Lion's Eye Diamond/ライオンの瞳のダイアモンド(MI)
0
アーティファクト
ライオンの瞳のダイアモンドを生け贄に捧げ、あなたの手札をすべて捨てる: あなたのマナ・プールに、いずれか1色のマナ3点を加える。この能力はインスタントとしてプレイする。
Lotus Vale/水蓮の谷間(WL)
土地
水蓮の谷間が場に出たとき、あなたはアンタップ状態の土地を2つ、生け贄に捧げてもよい。この生け贄を捧げないならば、水蓮の谷間を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたならば、水蓮の谷間は「(T): あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ3点を加える」という能力を得る。
Scorched Ruins/焦土(WL)
土地
焦土が場に出たとき、あなたはアンタップ状態の土地を2つ、生け贄に捧げてもよい。この生け贄を捧げないならば、焦土を生け贄に捧げる。
生け贄に捧げたならば、焦土は「(T): あなたのマナ・プールに無色のマナ4点を加える。」という能力を得る。
禁止カード
8月1日より、《Yawgmoth's Bargain/ヨーグモスの取り引き(UD)》がエクステンデッドにおいて禁止カードとなります。
Q&A
Q.
《Humility/謙虚(TE)》と《Opalescence/オパール色の輝き(UD)》が同時に場にあると、どうなりますか?
A.
以下のようになります。
- 《Humility/謙虚(TE)》と《Opalescence/オパール色の輝き(UD)》が1枚ずつの場合
《Humility》と《Opalescence》が場に出た順序に関係なく、《Opalescence》の効果が先に適用されます。
よって、すべてのクリーチャーと《Opalescence》以外の全体エンチャントは能力無しの1/1クリーチャーとなります。
これは、後から場に出たクリーチャーも含みます。
この場合、《Humility》も能力無しの1/1クリーチャーとなりますが、「すべてのクリーチャーはすべての能力を失い、1/1となる」という効果は残り続けます。
- 《Humility》が1枚と《Opalescence》が2枚場にある場合
それらが場に出た順に依存します。
- 《Humility》《Opalescence》《Opalescence》の順で場に出た場合
すべての全体エンチャントは、パワーとタフネスがそれぞれ、その点数で見たマナ・コストと等しい値のクリーチャーとなります。
元の能力は保持しています。
- 《Opalescence》《Humility》《Opalescence》の順で場に出た場合
最初の《Opalescence》はクリーチャーにならず、エンチャント(場)のままです。
それ以外の全体エンチャントは 1/1の能力なしのクリーチャーとなります。
- 《Opalescence》《Opalescence》《Humility》の順で場に出た場合
すべての全体エンチャントは能力を持たないクリーチャーになります。
なお、いずれの場合も他のクリーチャーは1/1の能力無しになります。
これは、後から場に出たクリーチャーも含みます。
Q.
《Replenish/補充(UD)》で《Opalescence/オパール色の輝き(UD)》と《Pandemonium/伏魔殿(EX)》が同時に場に出た場合、《Pandemonium》は自分自身の効果でダメージを与えますか?
A.
はい、与えます。
第6版ルールでは、同時に場に出たパーマネントも《Pandemonium/伏魔殿(EX)》の能力を誘発します。
つまり、《Opalescence/オパール色の輝き(UD)》が場にあれば、《Pandemonium》は自分自身が場に出ることで、対象に4点のダメージを与えることが可能です。
また、第6版ルールでは、継続的効果は誘発型能力が誘発される前に適用されます。
つまり、質問の場合《Pandemonium》の能力が誘発される前に《Opalescence》の効果が適用されます。
簡単に言えば、《Pandemonium》はクリーチャーかつエンチャントとして場に出ますから、「クリーチャーが場に出たとき」という能力を誘発します。
以上の理由から、《Opalescence》と《Pandemonium》が同時に場に出ても、《Pandemonium》はダメージを与えます。
Q.
《Replenish/補充(UD)》で個別エンチャントが場に出るとき、呪文や能力の対象にならないクリーチャーの上に、それをエンチャントすることは可能ですか?
例えば、墓地にあった《Treachery/不実(UD)》を対戦相手の《Citanul Centaurs/シタヌールのケンタウルス(UZ)》にエンチャントすることは可能ですか?
A.
はい、可能です。
個別エンチャントをプレイ以外の方法で場に出す場合、エンチャントされるパーマネントを対象に取るわけではありません。
よって、《Replenish/補充(UD)》の効果で場に出る個別エンチャントを、呪文や能力の対象にならないクリーチャーにエンチャントすることは可能です。
Q.
個別エンチャントを対象に《Flicker/ちらつき(UD)》を唱えた場合、そのエンチャントはどの上に戻ってきますか?
元々エンチャントしていたパーマネントの上ですか?
それとも別のパーマネントの上でも良いのですか?
また、別のパーマネントの上でも良い場合、どのパーマネントにエンチャントするかを選ぶのは誰ですか?
A.
《Flicker/ちらつき(UD)》をプレイしたプレイヤーが選んだパーマネントの上に戻ってきます。
その際、元々のパーマネントと別のパーマネントの上にエンチャントすることも可能です。
Q.
では、《Flicker/ちらつき(UD)》で個別エンチャントを呪文や能力の対象にならないクリーチャーの上に移動できますか?
A.
はい、可能です。
個別エンチャントをプレイ以外の方法で場に出す場合、エンチャントされるパーマネントを対象に取るわけではありません。
よって、《Flicker/ちらつき(UD)》の効果で場に戻る個別エンチャントを、呪文や能力の対象にならないクリーチャーにエンチャントすることは可能です。
Q.
基本土地をクリーチャー化し、その後《Eradicate/撲滅(UD)》をプレイすることで、その土地を墓地、手札、ライブラリから全て取り除くことは可能ですか?
A.
はい、可能です。
《Eradicate/撲滅(UD)》の効果は、カード・テキストに書いてある通りに発生します。
よって、場にある土地は、対象となった土地以外はそのまま場に残りますが、それ以外の墓地、手札、ライブラリにあるすべての同名の基本地形カードはゲームから取り除かれます。