1位 Burn Deck

優勝した新実俊英さんのデッキです。
純粋赤バーンデッキです。
[Main: 60]
Shock/ショック(ST)					x 4
Kindle/焚きつけ(TE)					x 4
Incinerate/火葬(5E)					x 4
Fireblast/火炎破(VI)					x 4
Kaervek's Torch/ケアヴェクの火吹き(MI)			x 3
Hammer of Bogardan/ボガーダンの鎚(MI)			x 2
Earthquake/地震(5E)					x 3 (Fire : 24)

Viashino Sandstalker/ヴィーアシーノの砂漠の狩人(VI)	x 4
Orgg/オーグ(5E)						x 2 (Creature: 6)

Cursed Scroll/呪われた巻物(TE)				x 4
Mind Stone/精神石(WL)					x 4 (Artifact: 8)

Mountain/山(5E)						x 18
Wasteland/不毛の大地(TE)				x 4 (Land : 22)

[Sideboard: 15]
Pyroblast/紅蓮破(5E)					x 4
Stone Rain/石の雨(5E)					x 4
Orcish Settlers/オークの移住者(WL)			x 4
Hammer of Bogardan/ボガーダンの鎚(MI)			x 1
Earthquake/地震(5E)					x 1
Kaervek's Torch/ケアヴェクの火吹き(MI)			x 1
赤単色デッキです。 サイドボードを含めて赤色以外の呪文は入っておらず、おまけに、アーティファクトやエンチャントメントを破壊する手段は皆無です。 よって、いかに相手を早く焼き殺すかが勝負の鍵となります。

《Shock/ショック(ST)》《Kindle/焚きつけ(TE)》《Incinerate/火葬(5E)》《Fireblast/火炎破(VI)》のインスタント呪文はもはや定番でしょう。 1マナ呪文の《Shock/ショック(ST)》が入っているのは、低マナの呪文を揃えることにより《Chill/寒け(TE)》への耐性を高めるためです。 またクリーチャが少ないのは《Propaganda/プロパガンダ(TE)》を嫌ってのことでしょう。

その数少ないクリーチャは《Viashino Sandstalker/ヴィーアシーノの砂漠の狩人(VI)》と《Orgg/オーグ(5E)》です。 3マナクリーチャが《Ball Lightning/ボール・ライトニング(5E)》でも《Suq'Ata Lancer/スークアタの槍騎兵(VI)》でもないのは、継続的なダメージが最も大きくなるのが《Viashino Sandstalker》だからだそうです。 《Hammer of Bogardan/ボガーダンの鎚(MI)》が入っているのも同じ理由です。 つまり、このデッキは相手が《Gerrard's Wisdom/ジェラードの知恵(WL)》等で回復しても、それを上回るダメージを与えられるようにデザインされているのです。

《Orgg/オーグ(5E)》も優秀なクリーチャです。5マナで6/6トランプルという性能は非常に高いです。 相手にパワーが2より大きなクリーチャがいると攻撃できませんが、そんな奴らは先に焼き殺しているはずです。

《Mind Stone/精神石(WL)》は《Armageddon/ハルマゲドン(5E)》や《Winter Orb/冬の宝珠(5E)》対策です。 マナが余っているようでしたら、すかさずカードドローに使用します。

サイドボードは土地破壊になっています。 メインの《Wasteland/不毛の大地(TE)》と合わせて12枚の土地破壊で相手の動きを止め、その間に焼き殺します。 特に《Circle of Protection: Red/赤の防御円(5E)》が出た場合には、相手の土地をすべて焼くくらいの気合いが必要になります。 また、《Corpse Dance/死体のダンス(TE)》などのバイバック呪文が回るのを防ぐ目的もあります。 Dancing Gnome (別名 Bottle Dance)が動き出すと、このデッキでは勝てません。

この手のデッキは「馬鹿バーン」とも呼ばれる単純なデッキですが、そのプレーイングには非常に高度な技術が要求されます。


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