Last modified: Mon Feb 14 17:23:59 2000
場にないカードはタップもアンタップもしていない。 よって、「(このカードが)タップしている限り、」という効果は、そのカードが場を離れた瞬間に終了する。
タップしているクリーチャーをブロック・クリーチャーに指定することはできない。
A.
カードテキストに「対象のアンタップ状態の○○をタップする」などの制限が無い限り、宣言自体は可能です。
ただし、解決時にタップ状態だった場合は「タップする」という効果は失敗し、何も起きません。
これは、タップ状態のパーマネントに「タップする」という効果を使用しても、「○○がタップしたとき」という能力は誘発されない、という意味です。
A.
いいえ、不可能です。
《Master Decoy/おとりの達人(TE)》の能力の対象に《Prodigal Sorcerer/放蕩魔術師(6E)》を選ぶことは可能ですが、普通は何の意味もありません。
なぜなら、《Prodigal Sorcerer》はその能力の使用を宣言した時点ですでにタップしているからです。
タップしている《Prodigal Sorcerer》にタップさせる能力を使用しても意味はありません。
もちろん、能力はすでに宣言されていますから、《Prodigal Sorcerer》の状態に関係なく、「対象に1点のダメージを与える」という効果は発生します。
Magicでは、一度宣言された能力は、発生源に何をしても防ぐことはできません。
また、「対象に1点のダメージを与える」という能力を使用する前の《Prodigal Sorcerer》を《Master Decoy》の能力でタップさせようとしたとします。 その場合でも《Master Decoy》の能力に対応して《Prodigal Sorcerer》の能力を使用することが可能です。 この場合、逆順処理により、まず《Prodigal Sorcerer》による1点ダメージが発生した後、《Master Decoy》が解決されます。
以上のようにタップさせる能力では、コストにタップを含む起動型能力を妨害することはできません。
A.
いいえ、不可能です。
マナを出す起動型能力はすべてマナ能力です。
マナ能力はスタックに乗りませんから、それに対応することは不可能です。
よって、対応して《Mishra's Helix/ミシュラのらせん(UZ)》の能力をプレイすることはできませんから、質問のようなことは不可能です。
A.
いいえ。
土地からマナが出るのは、その土地のマナ能力をプレイすると宣言し、そのコストとして土地をタップした場合だけです。
土地を何らかの効果でタップした場合、勝手にマナが出るようなことはありません。
なお、望むのであれば、土地がタップされる前にマナを出すことは可能です。 詳しくは下の質問を御覧下さい。
A.
もちろん可能です。
マナ能力はあなたが優先権を持つときか、マナの支払いを求められたときにプレイすることが可能です。
質問の場合、《Mishra's Helix/ミシュラのらせん(UZ)》の能力がプレイされた後、それが解決するまでに、あなたに優先権が与えられる機会があります。
よって、その時に土地のマナ能力をプレイすれば、O.K.です。
A.
はい、通常どおり、戦闘ダメージを与えます。
第5版ルールには「タップしている防御クリーチャーは戦闘ダメージを与えない」というルールがありましたが、第6版ルールでは廃止されています。
よって、防御クリーチャーはタップしていても戦闘ダメージを与えることが可能です。
A.
はい、可能です。
「タップしている攻撃クリーチャーはダメージを与えない」というルールはありませんので、攻撃クリーチャーがタップしても戦闘ダメージは普通に与えられます。
A.
いいえ。
「攻撃クリーチャーはアンタップしたら戦闘から取り除かれる」というルールは存在しませんので、攻撃クリーチャーをアンタップもしくはタップさせても、戦闘から取り除かれることはありません。
A.
いいえ。
第5版ルールでは、「土地でもクリーチャーでもない純粋なアーティファクトがタップしている間は、その機能を停止する」というルールがありましたが、第6版ルールでは廃止されています。
よって、アーティファクトはタップしていても、その機能を発揮します。
A.
不可能です。
土地をタップした場合、つねにマナが出るわけではありません。
能力はプレイされない限り、効果を発揮しません。
「土地からマナを出す」と宣言し、そのためのコストとして土地をタップしたとき、はじめてマナが出るのです。
それ以外の理由で土地がタップしてもマナは出ません。
なお、当然ながら《Ring of Gix/ギックスの指輪(UL)》の能力で土地がタップされる前に、あらかじめ土地をタップしてマナを出すことは可能です。
A.
《Ring of Gix/ギックスの指輪(UL)》などの能力を戦闘開始ステップにプレイして下さい。
戦闘フェイズには以下の5つのステップがあります。
a. 戦闘開始ステップ
b. 攻撃クリーチャー指定ステップ
c. ブロック・クリーチャー指定ステップ
d. 戦闘ダメージ・ステップ
e. 戦闘終了ステップ
攻撃クリーチャーを指定するのは、b.の段階です。 対戦相手が攻撃を宣言した後、a.の段階でクリーチャーをタップさせれば、そのクリーチャーは攻撃に参加できなくなります。
なお、第5版ルールでは、クリーチャーを攻撃前にタップさせると、戦闘宣言がキャンセルされ、メイン・フェイズに戻り、例えば《Ball Lightning/ボール・ライトニング(5E)》をプレイして再び攻撃、ということが可能でした。
しかし、第6版ルールでは、戦闘開始ステップにクリーチャーをタップした場合は、もう戦闘フェイズに入っていますから、攻撃がキャンセルされるようなことはありません。
よって、対戦相手が《Ring of Gix》などをコントロールする状態で、攻撃宣言しておとりのクリーチャーをタップさせた後《Ball Lightning》をプレイして再攻撃、というテクニックは(対戦相手が適切にプレイする限り)不可能になりました。
A.
通常は不可能です。
なぜなら、戦闘フェイズは1ターンに1回しかないからです。
つまり、クリーチャーをアンタップしても、もう1回戦闘を宣言することはできません。
ただし、《Relentless Assault/連続突撃(6E)》のような呪文をプレイして、追加の戦闘フェイズを得たならば、再び攻撃をすることは可能です。
もっとも、その場合には《Relentless Assault》の効果で攻撃に参加したクリーチャーはすべてアンタップしますから、《Blizzard Elemental/吹雪の精霊(UD)》の能力をプレイする必要はありません。