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Play/プレイ
動詞の"play"は日本語版では「プレイする」と訳されています
(名詞の play は「場」と訳されています)。
Magic において「プレイする」という言葉が出てくるのは以下の場合です。
- 「土地をプレイする」
1ターンに1回、呪文や能力の効果によらず土地を手札から場に置くこと。
- 呪文や能力で「土地を場に出す(put a land into play)」ことと区別されます。
- 《Summer Bloom/花盛りの夏(VI)》《Exploration/踏査(UZ)》のように、土地をプレイする回数自身を増やす効果もあります。
- 土地をタップしてマナを出すことは「土地をプレイする」ことではありません。
これは「土地の『能力』をプレイする」と呼びます(4.を参照)。
- 「呪文をプレイする」
手札にある呪文を使うこと宣言してスタックに乗せ、対象やその他の必要な選択をすべて行い、コストを支払うこと。
- その後、呪文が打ち消されても、「呪文をプレイした」ことには変わりありません。
- 「呪文をプレイしたとき」という誘発型能力は、その呪文がスタックに置かれた直後にスタックに乗ります。
- 「カードをプレイする」
1.と2.の両方を指す。
- 墓地にあるカードが場に出ても「カードをプレイした」ことにはなりません。
- コストなどで、手札からカードを捨てることは「カードをプレイする」ことではありません。
- サイクリングの能力を使用することは「カードをプレイする」ことではありません。
これは、「カードの『能力』をプレイする」と呼びます(4.を参照)。
- 「能力をプレイする」
場にあるパーマネントの能力や、墓地にあるカードの能力など、あらゆる能力の使用を宣言し、必要ならコストを支払い、対象などの必要な選択をすべて行うこと。
- 攻撃やブロックは能力ではありませんので、「プレイする」ことにはなりません。
Q.
《Karmic Guide/霊体の先達(UL)》を《Sneak Attack/騙し討ち(UZ)》の能力で場に出したとき、墓地のクリーチャー・カードを場に出すことはできますか?
A.
いいえ、出来ません。
《Karmic Guide/霊体の先達(UL)》の能力が誘発されるのは、手札から《Karmic Guide》をプレイした場合のみです。
《Sneak Attack/騙し討ち(UZ)》の効果で手札から《Karmic Guide》を場に出したのは、《Sneak Attack》の能力をプレイしたのであって、《Karmic Guide》をプレイしたのではありません。
よって、《Sneak Attack》の効果で《Karmic Guide》を場に出しても「手札からプレイした」ことにはならないので、その場に出たときの能力も誘発されません。
Q.
呪文が打ち消された場合でも、それはプレイしたことになるのですか?
A.
はい。
プレイするとは、上記の説明にある通り「手札にある呪文を使うこと宣言してスタックに乗せ、対象やその他の必要な選択をすべて行い、コストを支払うこと」です。
その後、呪文が打ち消されたとしても、プレイしたことには変わりありません。
Q.
「呪文をかけるのに成功した」というのはどういうタイミングですか?
A.
現在は、そのようなタイミングは存在しません。
第5版ルールでは「呪文をかけるのに成功した場合」というテキストが存在しましたが、現在では、基本的に「呪文をプレイしたとき」とカード・テキストが変更されています。
「呪文をプレイしたとき」と書かれた誘発型能力は、スタックに乗った呪文のすぐ上に乗ります。