Last modified: Mon Feb 14 17:24:16 2000
Living Death/生ける屍(TE)
Sorcery/ソーサリー
3BB
Each player sets aside all creature cards in his or her graveyard, then sacrifices all creatures he or she controls, then puts all creature cards he or she set aside this way into play.
すべてのプレイヤーは、自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを脇にどけ、そのあと、自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げ、そのあと、こうして脇にどけたすべてのクリーチャー・カードを場に出す。
注意:
カードテキストはOracleのものです。
Q.
墓地に複数のクリーチャー・カードがある状態で《Living Death/生ける屍(TE)》をプレイした場合、それらのクリーチャーはどういった順番で場に出るのでしょうか?
A.
すべて同時に場に出ます。
順番はありません。
Q.
《Bone Shredder/骨砕き(UL)》や《Uktabi Orangutan/ウークタビー・オランウータン(6E)》などの「場に出たとき○○する」という能力をもつクリーチャーが、《Living Death/生ける屍(TE)》の効果で複数同時に場に出た場合、どのように処理すればいいのでしょうか?
A.
アクティブ・プレイヤーのコントロールするものからスタックに乗り、逆順で解決されます。
同時に誘発された誘発型能力は、アクティブ・プレイヤーがコントロールするものからスタックに乗ります。
一人のプレイヤーが複数の誘発型能力をコントロールしている場合は、そのプレイヤーがスタックに乗せる順番を自由に決めることができます。
なお、この能力が解決される前に《Uktabi Orangutan/ウークタビー・オランウータン(6E)》などが場からいなくなっても、能力は既にスタックに乗っていますので、そのまま解決されます。
以下のクリーチャーが《Living Death/生ける屍(TE)》の効果で場に出た場合を例にして説明します。
アクティブ・プレイヤー: 《Avalanche Riders/なだれ乗り(UL)》《Wall of Blossoms/花の壁(ST)》
非アクティブ・プレイヤー: 《Bone Shredder/骨砕き(UL)》x 1
(他のクリーチャーはいない物とする)。
- 誘発型能力がスタックに乗る。
まず、それぞれのプレイヤーが、自分がコントロールする誘発型能力を順番にスタックに乗せます。
スタックに乗せる時点で対象を決めます。
今回の例では、アクティブ・プレイヤーは《Avalanche Riders》《Wall of Blossoms》の順で、その能力をスタックに乗せました。
その後、非アクティブ・プレイヤーが《Bone Shredder》の能力をスタックに乗せました。
その時点で、《Bone Shredder》の能力の対象として《Avalanche Riders》を選びました。
- 能力の解決。
スタックに積まれた能力は逆順に解決されます。
また、望むなら、それぞれの能力が解決された後、別の呪文/能力をスタックに乗せることも可能です。
- 《Bone Shredder》の能力の解決。
《Avalanche Riders》が破壊され、墓地に置かれます。
- 《Wall of Blossoms》の能力の解決。
アクティブ・プレイヤーがカードを1枚引きます。
- 《Avalanche Riders》の能力の解決。
土地を一つ破壊します。
《Avalanche Riders》自身はすでに破壊されていますが、能力はすでにスタックに積まれていましたので、通常通り解決されます。
Q.
私が《Grave Pact/墓穴までの契約(ST)》をコントロールしているときに《Living Death/生ける屍(TE)》を唱えました。
このとき、私のコントロールするクリーチャー2体が墓地に置かれました。
その後、《Grave Pact》の効果で対戦相手の墓地から戻ってきたクリーチャーの内、2体が、再び墓地に行くのでしょうか?
A.
はい、その通りです。
《Grave Pact/墓穴までの契約(ST)》の誘発型能力は、《Living Death/生ける屍(TE)》の解決中に誘発されますが、スタックに乗るのは《Living Death》の解決後になります。
よって、《Grave Pact》の能力を解決する時点では、対戦相手の墓地から戻ってきたクリーチャーが場にいますから、対戦相手はそれらのクリーチャーの中から生け贄に捧げるクリーチャーを選ぶことになります。
Q.
場に《False Prophet/まやかしの預言者(UD)》がいるときに《Living Death/生ける屍(TE)》をプレイしました。
このとき、《False Prophet》の能力でゲームから取り除かれるのは場から墓地に置かれたクリーチャーですか?
それとも、墓地から場に戻ってきたクリーチャーですか?
A.
墓地から場に戻ってきたクリーチャーになります。
上記の《Grave Pact/墓穴までの契約(ST)》の例でも説明しましたが、《False Prophet/まやかしの預言者(UD)》のような誘発型能力は、《Living Death/生ける屍(TE)》の解決後にスタックに乗り、それから解決されます。
よって、《False Prophet》の能力が解決される時点で場にいるのは、《Living Death》の効果で墓地から場に戻ってきたクリーチャーですから、それらのクリーチャーがすべてゲームから取り除かれます。
Q.
《Living Death/生ける屍(TE)》の効果で場から墓地に私のコントロールしている《Yavimaya Elder/ヤヴィマヤの古老(UD)》(場から墓地に置かれたとき、ライブラリから2枚までの基本地形を手札に加える)が置かれました。
そして、入れ替わりに、私の墓地にあった《Wall of Blossoms/花の壁(ST)》が場に出ました。
この時、《Yavimaya Elder》の誘発型能力と《Wall of Blossoms》の誘発型能力はどちらが先にプレイされますか?
A.
あなたが自由に選ぶことができます。
誘発型能力は、それが誘発された後、プレイヤーが優先権を得るときにスタックに乗ります。
呪文の解決の最中にスタックに乗ることはありません。
質問の場合《Yavimaya Elder/ヤヴィマヤの古老(UD)》と《Wall of Blossoms/花の壁(ST)》の能力は、誘発されるタイミングは違いますが、スタックに乗るタイミングは同じです。
よって、その場合は両者をコントロールしているあなたがスタックに乗せる順番を決定します。
先に誘発された《Yavimaya Elder》の能力を先にスタックに乗せなければならない、といったルールはありません。
Q.
《Living Death/生ける屍(TE)》の効果で墓地から《Anarchist/無政府主義者(EX)》を場に出しました。
このとき、《Anarchist》の場に出たときの能力で、墓地からソーサリーを1つ手札に戻せますが、今唱えたばかりの《Living Death》を戻すことはできますか?
A.
はい、できます。
呪文の解決中に誘発された誘発型能力は、呪文の解決が全て終了した後、スタックに乗ります。
質問の場合、《Anarchist/無政府主義者(EX)》の誘発型能力がスタックに乗る段階では、すでに墓地に《Living Death/生ける屍(TE)》がありますから、これを対象に指定して手札に戻すことが可能です。