なおデッキ名の「シュムナ」は霧の妖怪で、《Pendrell Mists/ペンドレルの霧(WL)》にちなんで名付けてあります。 ただ、この「シュムナ」を漫画「うしおととら」以外では見たことがないので、もしかしたら藤田和日郎さんの創作かもしれません。
以下のデッキは、2月15日のDCI公認トーナメントに参加したときのバージョンです。
[Main: 60] Counterspell/対抗呪文(5E) x 4 Dissipate/雲散霧消(MI) x 3 Dismiss/放逐(TE) x 2 Disrupt/攪乱(WL) x 3 Capsize/転覆(TE) x 2 Propaganda/プロパガンダ(TE) x 4 Pendrell Mists/ペンドレルの霧(WL) x 2 Impulse/衝動(VI) x 4 Flooded Shoreline/海嘯(VI) x 1 (Blue Spells: 25) Steel Golem/鋼のゴーレム(WL) x 3 Winter Orb/冬の宝珠(5E) x 4 Grindstone/丸砥石(TE) x 1 Scroll Rack/巻物棚(TE) x 1 Sky Diamond/空色のダイアモンド(MI) x 3 Mind Stone/精神石(WL) x 3 (Artifacts: 15) Quicksand/流砂(VI) x 4 Undiscovered Paradise/知られざる楽園(VI) x 2 Island/島(5E) x 14 (Lands: 20) [Sideboard: 15] Hydroblast/水流破(5E) x 3 Chill/寒け(TE) x 3 Abduction/誘拐(WL) x 2 Suq'Ata Firewalker/スークアタの火渡り(MI) x 2 Disrupting Scepter/破裂の王笏(5E) x 1 Grindstone/丸砥石(TE) x 1 Unsummon/送還(5E) x 1 Dream Tides/夢の潮流(VI) x 1 Hurkyl's Recall/ハーキルの召還術(5E) x 1このデッキの基本コンセプトは《Winter Orb/冬の宝珠(5E)》によるロックです。 自分自身は6枚あるアーティファクトのマナソースや《Undiscovered Paradise/知られざる楽園(VI)》でマナを維持します。 《Winter Orb》と《Propaganda/プロパガンダ(TE)》を組み合わせることで相手の手を遅らせ、その間に自分は《Impulse/衝動(VI)》や《Dismiss/放逐(TE)》を利用して態勢を整えます。 《Quicksand/流砂(VI)》や《Steel Golem/鋼のゴーレム(WL)》は相手のクリーチャによる攻撃を止めるのに役立ちます。 特に《Steel Golem》は3マナで召喚できる3/4クリーチャであり、2/2 側面攻撃付きのクリーチャにも勝てる優秀なクリーチャです。 そして、後半《Pendrell Mists/ペンドレルの霧(WL)》を場に出せば相手のクリーチャはほぼ全滅です。 それでなくとも、攻撃してくることは困難でしょう。 そうしてロックが決まった後、《Steel Golem》で相手をゆっくりと殴って終了です。
一般のProba-Orbが白を入れることにより、デッキの防御力を高めてあるのに対して、このデッキを含む Steel Curtain は青単色なのが特徴です。 私の場合デッキに白を混ぜると何故か弱くなるので、結局青単色になりました。
以前に紹介したAlex Shvartsman氏のSteel Curtainとの違いは《Flooded Shoreline/海嘯(VI)》の投入です。 《Flooded Shoreline/海嘯(VI)》は一部では屑レアと言われているようですが、なかなか良いカードです。 このデッキではカウンタできなかったクリーチャや、《Empyrial Armor/浄火の鎧(WL)》などのやっかいなエンチャントの付いてクリーチャを手札に戻せます。 特に《Propaganda》のマナを払って攻撃したクリーチャを手札に戻すと相手が非常に嫌がります。 また、起動コストの「(青)(青)+島2枚を手札に戻す」はこのデッキでは非常に便利です。 (青)を《Sky Diamond/空色のダイアモンド(MI)》から出せば、《Winter Orb》のためアンタップしない島を手札に戻せます。 これは《Undiscovered Paradise/知られざる楽園(VI)》に近い働きをします。 また、《Scroll Rack/巻物棚(TE)》も入っているので、いざというときには手札を増やしてライブラリと交換する枚数を増やすこともできます。
なおMCMMで紹介されている杉村さんのデッキも参考にしています。 特にサイドボードの《Unsummon/送還(5E)》と《Dream Tides/夢の潮流(VI)》は杉村さんのデッキを参考しての投入であり、今回の大会でも非常に役に立ちました。
なお、試合の方はスイスドロー6回戦を5勝1敗で終了し、4位でした。 唯一の1敗の相手は優勝者でした。