ProsBloom

ProsBloomはVisions発売直後の世界大会(Mirage+Visions限定)で有名になったデッキで、現在でも最もポピュラーな地雷デッキとして、大会で見かけます。

サンプルデッキは以下の通りです。

[Main: 60]
Infernal Contract/冥府の契約(MI)	x 4
Vampiric Tutor/吸血の教示者(VI)		x 2
Drain Life/生命吸収(5E)			x 1 (Black Spells: 7)

Natural Balance/自然の均衡(MI)		x 4 (Green Spells: 4)

Squandered Resources/資源の浪費(VI)	x 4
Cadaverous Bloom/死体の花(MI)		x 4 (Multicolor Spells: 8)

Abeyance/中断(WL)			x 3 (White Spells: 3)

Prosperity/繁栄(VI)			x 3
Memory Lapse/記憶の欠落(5E)		x 4
Impulse/衝動(VI)			x 4
Meditate/瞑想(TE)			x 4 (Blue Spells: 15)

City of Brass/真鍮の都(5E)		x 4
Gemstone Mine/宝石鉱山(WL)		x 4
Swamp/沼(5E)				x 5
Forest/森(5E)				x 4
Island/島(5E)				x 5
Plains/平地(5E)				x 1 (Lands: 23)

[Sideborad: 15]
Wall of Roots/根の壁(MI)		x 3
Emerald Charm/エメラルドの魔除け(VI)	x 2
Perish/非業の死(TE)			x 2
Pyroblast/紅蓮破(5E)			x 2
City of Solitude/孤独の都(VI)		x 3
Power Sink/魔力消沈(5E)			x 2
Abeyance/中断(WL)			x 1
このデッキは、《Prosperity/繁栄(VI)》で引いたカードを《Cadaverous Bloom/死体の花(MI)》を使用してマナに替え、最終的に《Drain Life/生命吸収(5E)》を唱えるというコンボにすべてをかけます。

そのため、コンボを構成するカードを素早く引く必要があり、大量のドロー呪文が入っています。 《Infernal Contract/冥府の契約(MI)》を使用するとライフが半分になり、途中でライフが0になることも珍しくありません。 しかし、最終的に《Drain Life》でライフを回復するため問題はありません。 また、コンボを開始した時点で次のターンは来ないので、《Meditate/瞑想(TE)》でターンをスキップしても問題はありません。
なお、《Drain Life》は最後に1枚あればいいので、このデッキでは1枚しか入れていません。 このコンボ、理想的には自分の第3ターン(自分が先手なら5ターン目)に決まります。

1st: 《Swamp》を場に出す。必要なら《Vampiric Tutor/吸血の教示者(VI)》を使用
2nd: 《Forest》を場に出し、《Squandered Resources/資源の浪費(VI)》を唱える
3rd: 《Swamp》《Forest》からマナを出した後、《Squandered Resources》に生け贄
     に捧げて、更にマナを出す。
     そのマナ(BBGG)で《Natural Balance/自然の均衡(MI)》を唱える。
     《Swamp》x 2 《Forest》x 1 《Island》x 2 を場に出す。
     すべてのランドをタップして《Cadaverous Bloom》を唱える。
     手札から《Prosperity/繁栄(VI)》以外のカードをリムーブしてマナに替え、
     またランドも《Island》1枚以外を生け贄にしてマナを出す。
     これで《Prosperity》を唱える。
     それで《Prosperity》を引き、手札をマナに替えてもう一度《Prosperity》。
     これで《Drain Life》を引けば勝利。
途中で複雑なマナ計算が必要になりますが、色付きのダイスなどを利用してきちんと管理しましょう。 なお、このデッキはカウンタに非常に弱いので、サイドボードはその対策になっています。 コンボ発動の最中に《Abeyance/中断(WL)》か《City of Solitude/孤独の都(VI)》を唱えれば、もう邪魔はされなくなります。

ちなみに、私がこのデッキを最初に見たのはVisions発売直後でした。 もちろん、このデッキが世界中で有名になるより遥か前で、友人が使用しているのを見て驚愕した覚えがあります。 その友人はオリジナリティのあるデッキを作る天才であり、我々の間では彼がProsBloom開発者です。 彼は現在「《Prosperity》のないProsBloom」なる物を使用したりもしています。


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