何の変哲のない人魚デッキだと作者は主張するのですが、 ただ1種類入っているアーティファクトのために、誰もそれを認めてくれません:P
最初の意図は「青い Sligh Deck を作ろう」でした。そうなると、必然的に人魚デッキになります。 そして1マナクリーチャとして《Manta Riders/マンタ・ライダーズ(TE)》と《Rootwater Diver/ルートウォーターの潜水夫(TE)》を選択しました。 しかし、アーティファクトがデッキに入っていなければ、《Rootwater Diver》は《Merfolk of the Pearl Trident/真珠三叉矛の人魚(5E)》となんら変わる所がありません。 そこで「何かアーティファクトを」と散々考えたあげく、あるアーティファクトに思いが到りました。 それが《Sands of Time/時の砂(VI)》です。
その結果、以下のようなデッキとなりました。
[Main : 60] Manta Riders/マンタ・ライダーズ(TE) x 4 Rootwater Diver/ルートウォーターの潜水夫(TE) x 3 Sea Scryer/海の占術師(MI) x 3 Merfolk Traders/マーフォークの交易商人(WL) x 3 Merfolk Raiders/マーフォーク襲撃部隊(MI) x 3 Rootwater Hunter/ルートウォーターのハンター(TE) x 4 Vodalian Illusionist/ヴォーデイリアの幻術師(WL) x 3 (Merfolks : 23) Lord of Atlantis/アトランティスの王(5E) x 4 (Lords : 4) Sands of Time/時の砂(VI) x 4 (Artifact : 4) Meddle/干渉(MI) x 2 Reality Ripple/次元のほころび(MI) x 1 Political Trickery/政略(MI) x 2 (Other Spells: 5) Island/島(5E) x 24 (Lands : 24)ファンデッキのため、サイドボードはありません。
《Sands of Time》をデッキに入れたため、人魚デッキの定番である《Seasinger/海の歌姫(5E)》が入っていません。 もっとも、その他にも《Coral Fighters/珊瑚の戦士(MI)》《Merfolk of the Pearl Trident/真珠三叉矛の人魚(5E)》《Merfolk Seer/マーフォークの予見者(MI)》《Rootwater Matriarch/ルートウォーターの女族長(TE)》《Rootwater Shaman/ルートウォーターのシャーマン(TE)》《Vodalian Soldiers/ヴォーデイリアの兵士(5E)》といった人魚も入っていません。 この辺はコンセプトに合わなかったためです。
《Sands of Time》を使用して気付いたのですが、これは人魚デッキと不思議と相性がいいです。 《Rootwater Diver》は当初の予定通り、破壊された《Sands of Time》の回収に使用できます。 《Vodalian Illusionist/ヴォーデイリアの幻術師(WL)》は相手クリーチャをフェイズアウトさせますが、《Sands of Time》が場に出ていたら、クリーチャはフェイズインしてきません。 同様の理由で《Merfolk Raiders》はフェイズアウトしなくなります。 また《Sands of Time》が場に出ていると、マナの効率的な使用が難しくなりますが、相手のターン終了時にすべての余ったマナを《Manta Riders》に継ぎ込めば、次のターンも全てのマナを有効に利用できます。
なお、このデッキは青単色なのに《Counterspell/対抗呪文(5E)》が入っていませんが、これはファンデッキだからです。 その代り、《Meddle/干渉(MI)》が入っています。 《Meddle》は強いカードとは言えませんが、《Lord of Atlantis》を狙ってきた呪文を相手のクリーチャに向け直すのが決まると気持ちがいいです。 そもそも、こういうデッキでもなければ《Meddle》なんて使う機会がないでしょう。